応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
最近の展望
役に立つホットエレクトロン
武安 伸幸
著者情報
ジャーナル 認証あり

2019 年 88 巻 10 号 p. 659-662

詳細
抄録

近年,周囲の電子と比較して高いエネルギーをもつ“ホットエレクトロン”が注目されている.計測においては好まれないホットエレクトロンだが,新奇な光化学反応や光電子変換の高効率化に向けた研究が行われている.光で電子を高いエネルギー状態に励起するためには,バンドギャップを超える十分に短波長の光を注入する必要があるが,局在表面プラズモン共鳴を用いると,ホットエレクトロンを発生させることができる.ここでは,エネルギー生成への応用に関して,ホットエレクトロンの生成方法から,金属で生成したホットエレクトロンが界面を介して半導体や吸着分子へ移動するプロセス,および誘起される化学反応について概説する.

著者関連情報
© 2019 年 応用物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top