2020 年 89 巻 11 号 p. 656-660
Cu(In,Ga)(Se,S)2(CIS系)カルコパイライト化合物を光吸収層に用いた薄膜太陽電池は比較的低い製造コストで高い変換効率が得られることから,6GWを超えるCIS系薄膜太陽電池モジュールが世界中に設置され,その高い信頼性と発電性能が実証されている.さらに,CIS系薄膜太陽電池は,その特徴を生かした軽量・フレキシブルモジュールや高効率多接合太陽電池への展開が大きく期待されている.本稿ではCIS系薄膜太陽電池の高効率化の歩みと将来展望について述べる.