大阪大学 高等共創研究院
2025 年 94 巻 5 号 p. 254-258
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近接場光学顕微鏡は,金属探針の先端で生成した微小な近接場光でナノスケールの光学観察を実現する超解像顕微鏡である.ラマン計測や赤外吸収計測,発光スペクトル計測など,さまざまな光計測技術をナノスケールに落とし込めることが特長の1つである.近年は空間分解能の向上も著しいが,それ以外の観点からも近接場光学顕微鏡の分析能を高めるような新技術が多く報告されている.本稿では,近接場光学顕微鏡におけるユニークな新技術ついて,筆者の研究成果を交えて紹介する.
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