スイス連邦工科大学 チューリッヒ校
2026 年 95 巻 5 号 p. 254-258
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核磁気共鳴という基礎的な物理現象を用いた画像法(MRI)は,生物の生体内部を生きたまま画像化する非侵襲的な方法として広く臨床で使われている.特にGd3+含有キレート分子を造影剤として用いた場合,不対電子を7つ有するGd3+に配位した水分子の緩和時間が大きく変化し,MRI画像のコントラストが向上し,疾患の検出に大きく貢献する.本稿では,造影剤の物理化学的な作用機作,Gd3+キレート剤の健康への懸念,新世代造影剤に関して概説する.
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