電子技術総合研究所
1984 年 53 巻 11 号 p. 962-968
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量子ホール効果は,単に恒常普遍な量子抵抗標準としてばかりでなく,微細構造定数を求める新しい方法として注目されている.微細構造定数はまた,量子電気力学を利用し,電気単位とは無関係な実験から独立に求まる.この両者の一致・不一致は,物理学の基本的わく組にかかわる問題であるため,抵抗標準はかつてない厳密さを要求されることになった.その副産物として,抵抗のSI単位1ΩSIの精度は大幅に向上するであろう.
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