抄録
生体関連分野におけるセラミック多孔体材料は、組織工学におけるスキャホールドとして重要である。しかしながら、既存の多孔体の合成プロセスでは、連通孔の孔サイズを精密に制御することが困難である。最近、コロイダルテンプレーティング法(またはコロイド結晶テンプレート法)と呼ばれる新規な多孔体合成プロセスが注目されている。我々はこの手法を用いて多孔体の孔サイズが高度に制御された生体活性多孔質材料の作製プロセスに関する検討を行っている。本研究では、多孔体の孔径制御を目的とし、鋳型となるポリスチレンの粒子サイズが多孔体の孔サイズに及ぼす影響について検討した。その結果、鋳型となるポリスチレンの粒子径を変えることで多孔体の孔径制御が可能であることが分かった。