抄録
発生源及び湖内蓄積有機物に対する物理化学的手法による分解挙動を解明するため、溶存有機物の吸着剤、二酸化チタン固定化法、オゾン、光触媒、紫外線の効果を組み合わせた物理化学的処理法を検討した。種々の有機酸を含むモデル水のCOD値は、紫外線あるいはオゾンを用いると次第に低下し、紫外線とオゾン両方を用いるとさらに値は小さくなった。一方、イオンクロマトグラフの強度から、種々の有機酸がオゾン、紫外線により分解され、次第に他の有機酸へ転化していく様子を確認することができた。試作した物理化学的処理装置は有効に機能すること、またCODの経時変化では不明な個々の有機酸の濃度変化はイオンクロマトグラフにより明確に追跡することができることが明らかとなった。