日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第15回秋季シンポジウム
会議情報

Al2O3/Ni複合体の部分還元焼成と機械的特性
磯部 敏宏佐藤 聡明大門 啓志引地 康夫太田 敏孝
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 286

詳細
抄録
アルミナ/ニッケル複合体はアルミナの高靭性化、耐熱衝撃性の向上のために多く研究がなされているが、真密度の差が非常に大きいため、機械的な混合では金属を均質に分散させるのは困難である。本研究では、この解決方法として固溶体の部分還元焼成法によりAl2O3/Ni複合体を作製し、その機械的物性を明らかにした。部分還元反応によって、(1-x)Al2O3+xNiAl2O4(x=0∼0.4)粉末はAl2O3+xNi焼結体に変化することが示された。このとき、焼結体はいずれの組成でも相対密度95%以上の緻密なものであった。また、SEMによる微構造観察では、アルミナ粒子の粒界にニッケル微粒子が析出していることがわかる。ニッケル相は粒界破壊の亀裂進展を阻害するため、破壊靭性が改善できることがわかった。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2002
前の記事 次の記事
feedback
Top