抄録
La0.6Sr0.4MnO3の組成の複合マンガン酸化物に酸化物SiO2、V2O5、Bi2O3またはCuOをモル比でLa0.6Sr0.4MnO3:MOx=100:8(MOxは添加した酸化物)となるよう添加したセラミックスを作製した。SrやLaを含む不純物が生成し、組成変動が考えられた。電気抵抗率は無添加試料が最も高く、SiO2、CuO、V2O5、Bi2O3添加試料の順に急激に低下した。無添加試料ではTc付近で磁気抵抗は僅かな極大を示し、CuO添加試料も同様であった。それ以外の添加試料ではそれらのTc付近で明瞭に極大値を示した。これら磁気伝導特性の変化は添加に伴う組成変動だけではなく、微細構造の変化にも由来すると予想された。