抄録
CVD-SiCを電子サイクロトロン共鳴(ECR)プラズマを用いて, N2-O2およびAr-O2雰囲気で、温度範囲473∼1073Kで酸化させた。酸化速度に及ぼす反応温度、酸素分圧および結晶面(Si面とC面)の影響について調べた。N2-O2およびAr-O2両雰囲気において、C面の酸化膜厚の方がSi面より大きかった。酸化膜の構造はアモルファスSiO2であった。Ar-O2雰囲気での酸化膜形成はN2-O2雰囲気より低酸素分圧で進行した。CVD-SiCのECRプラズマ酸化は、低温における酸化膜作製に非常に有効であった。