日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第15回秋季シンポジウム
会議情報

固相反応におけるBaTiO3の生成機構(III)
—反応の活性化エネルギー—
傳井 榮林 智樹林 滋生中田 真一中川 善兵衛
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 99

詳細
抄録
炭酸バリウムとルチルからチタン酸バリウムを生成する反応は, 従来, 固相反応として扱われてきたが, 粗粒の炭酸バリウムを含む粉末成形体を, 950℃で加熱した場合に融液の生成が確認された. 融液の関与の有無により反応機構が異なることが予想されることから, それぞれの場合のチタン酸バリウム生成反応を動力学的に検討した. 融液が関与する場合(ルチル焼結体の厚さの減少量をもとに算出)の活性化エネルギーは95.8kJ/molであった. この値は, 900℃以下の加熱減量からの活性化エネルギー(235kJ/mol)に比べて半分以下の値であった. 温度が高くなって融液が反応に関与すると反応し易くなることが動力学的にも確認された.
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2002
前の記事 次の記事
feedback
Top