抄録
本研究では、アルミナセラミックスの微構造が加工にどのような影響を及ぼすかについて調査を行った。試料として用いたアルミナセラミックスは、スプレードライ顆粒を使用した乾式加圧法で作製した。そして、焼結条件を変化させることで、いくつかの微構造を作製した。加工プロセスに関する損傷は、アルミナセラミックスの粒径と内部欠陥で変化した。成形そして焼結後に、粒径、内部欠陥の大きさ、そして気孔率等についていくつかの方法を使用して評価した。その後、研削されたセラミックスの 4 点曲げ試験で強度測定を行い、SEM及び共焦点走査型レーザー顕微鏡を用いて損傷の調査をおこなった。