抄録
近年、多くの多孔性セラミックス材料が無機系の生体代替材料として研究開発されている。多孔質アパタイトの骨伝導能や細胞の吸着などに代表される生体内における骨成長プロセスは、HAp の化学的性質に加え、その物理的な性質(孔のサイズ及び形状、分布)によって強く影響することが知られている。しかしながら、現在使用されている多孔体作製法では連通孔や孔径の制御を行うことは非常に困難である。そこで本研究では、セラミックス多孔体の孔径や連通孔を高度に制御できるコロイダルテンプレーティング法[1]を用い、孔径が制御され、かつ連通孔を持った生体活性多孔材料の作製を行った。また生体適合性を調べるために、得られた多孔材料の in vitro 評価を行った。