日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第17回秋季シンポジウム
セッションID: 1C13
会議情報

Master Sintering Curveによるセラミックスの焼結挙動の解析 -Si3N4の焼結に及ぼす焼結助剤と原料粉末中のα相含有率の影響-
*多々見 純一西水 亮市脇原 徹米屋 勝利目黒 竹司伊吹山 正浩
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
Master Sintering Curve(MSC)理論はセラミックスの緻密化挙動を予測・制御するのに有効な手法である.本研究では,MSC理論をα相含有率の異なるSi3N4粉末に種々の焼結助剤を添加した系に適用し,その焼結挙動の解析を行った.その結果,高いα率含有率のSi3N4粉末では初期から中期にかけて一つのMSCが得られたが,β相の核生成が昇温速度に依存するために焼結後期ではMSCは一致しなかった.一方,α含有率の低いSi3N4では,焼結後期まで1つのMSCが得られた.また,原料粉末のα相含有率と焼結助剤に依存して異なる焼結の見かけの活性化エネルギーが得られた.
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2004
前の記事 次の記事
feedback
Top