日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第17回秋季シンポジウム
セッションID: 2C13
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ゾル-ゲル反応と泡を利用した低環境負荷型プロセスによるコージェライトフォームの作製
*冨田 崇弘川崎 真司岡田 清
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抄録
セラミックフォームは、一般に、その泡状の構造を得るために有機物が用いられ、焼成過程においてその有機物が燃焼・分解するためにCO2が発生する。これまでに演者らは、製造時にCO2がほとんど発生しない、環境に優しいシリカフォームの製造方法を確立しているが、シリカでは組成的に応用範囲が限られる。そこで、本研究ではこの低環境負荷型シリカフォームの作製方法を応用して、コージェライトフォームの作製を試みた。pH、温度、界面活性剤濃度によってゲル化時間を制御したシリカゾルに、組成がコージェライトとなるように各種酸化物粉末を混合し、これを機械的に泡立て、泡状の構造を保ったままゲル化させた。この乾燥体を焼成したところ、泡状の構造を維持したコージェライトフォームが得られた。
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©  日本セラミックス協会 2004
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