抄録
チタニアおよびシリカの混合ゾルを用い、混合ゾル懸濁液の乾燥法によりチタニア‐シリカハイブリッド繊維の調製を試みた。繊維幅が数十ミクロンのチタニア‐シリカハイブリッド繊維が作製できた。チタニアゾル‐シリカゾルの混合割合、懸濁液濃度、熱処理温度などの合成条件が繊維生成と繊維の性質に及ぼす影響を調べた。また、得られた繊維による窒素酸化物の分解を測定することによっての光触媒能を調べた。得られた繊維はチタニアとシリカのナノ粒子から成る。チタニア‐シリカハイブリッド繊維では熱処理によるアナターゼールチル転移が抑制される。また、シリカとのハイブリッド化によりチタニア繊維の強度と光触媒能は増大した。