抄録
MoO3、V2O5、WO3をアルキルアミンと水の存在下、超音波照射により単層剥離させてナノシートを調製した。安定化ジルコニア管または基板を上記ナノシート分散溶液に浸漬することによって、ナノシートとアルキルアミンが交互に配列した無機-有機複合膜を調製した。安定化ジルコニア管上に製膜した膜を400-600℃で焼成し酸化物電極とした後、管内部にPt電極を取り付け、混成電位型のセンサを作製し、空気中10-100ppmNH3に対する起電力応答を調べた。WO3をナノシート化して酸化物電極を形成したセンサにおいては、単にWO3粉末を塗布した場合に比べ、応答感度が2倍以上に改善されたことがわかった。