抄録
アルミン酸カルシウム(Ca12Al14O33; C12A7)はO-、O2-の活性酸素種を高濃度に包接可能である物質である。最近、H-や電子も包接可能であることが発見された。これらの他にも新機能が隠されているのではないかと期待される。物性測定のためには単結晶は必要不可欠となるが、FZ法による単結晶育成において、原料溶融時に酸素ガスを発生し、それが結晶中に気泡として取り込まれるという問題点がある。そこで本研究では、原料粉末の調製条件および育成条件を変化させることで、育成中に発生する酸素ガスの抑制、気泡の除去法を検討し、高品質なアルミン酸カルシウム単結晶を育成するための最適条件を決定した。