抄録
Aサイト欠陥ぺロブスカイト型Liイオン伝導体であるLa2/3-xLi3xTiO3中のLiイオン伝導機構を微視的に明らかにする目的で、高分解能透過型電子顕微鏡(HREM)を用いて、単結晶試料、急冷試料そして炉冷試料のHREM像および電子線回折の解析を行った。単結晶試料においても、通常の炉冷試料と比較してドメインサイズは大きいが、炉冷試料と同様に90°ドメインが存在することが明らかとなった。急冷試料においては、通常の炉冷試料と比較してLa原子の規則配列に乱れが生じていることがわかった。本講演では、これらの試料のLa原子の規則配列の違いとドメイン構造との関連について考察した結果を報告する。