日本腹部救急医学会雑誌
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原著
急性胆囊炎に対する緊急手術後合併症の予測因子の検討
上野 太輔松本 英男河合 昭昌窪田 寿子東田 正陽岡 保夫
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2016 年 36 巻 4 号 p. 699-703

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抄録

目的:緊急手術を施行した急性胆囊炎の術後合併症の予測因子を検討した。対象と方法:2010年1月から2014年5月までに急性胆囊炎と診断し,緊急手術を行った134例を対象とした。合併症あり群(A群)が30例,合併症なし群(B群)が104例であった。結果:A群の平均在院日数は27.0日,B群の平均在院日数は10.3日であった(P<0.001)。単変量解析では,A群はB群と比較して70歳以上の年齢,肝硬変既往例,腹部手術既往例,担癌歴,重症例,開腹例,100mL以上の出血の各因子が有意な予測因子となった。多変量解析では,70歳以上の年齢,肝硬変既往例,開腹例が独立因子であった。結論:急性胆囊炎に対する緊急手術後合併症の予測因子は70歳以上の患者,肝硬変既往例,開腹例であった。上記に該当した症例の場合,より一層術後合併症発生に注意する必要があると考えられた。

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© 2014, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
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