抄録
TiO2の溶液からの低温合成とその構造制御を目的に、前駆体としてペルオキソチタン酸錯体水溶液を用い、液相での反応条件(pH、反応時間など)を変化させた際のTiO2の析出挙動について検討した。得られた粉末試料は、X線回折(XRD)測定、透過型電子顕微鏡(TEM)観察などで評価した。ペルオキソチタン酸錯体は、水酸化チタン(β-チタン酸)、過酸化水素水、アンモニア水を用いて合成した。XRD測定の結果、100℃以下の低温でTiO2結晶が得られていることが分かった。さらに、条件を変化させることで結晶の多形(Anatase、Rutile)とその組成、試料の比表面積などが大きく変化することが分かった。