日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第20回秋季シンポジウム
セッションID: 1PM04
会議情報

ペロブスカイト酸化物ナノ結晶粒子におけるエピタキシャル結合を伴う結晶成長過程
*岩地 直樹武部 博倫桑原 誠
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
エピタキシャル結合とは、ナノ結晶が粒子間において結晶方位を揃えながら結晶成長し、単結晶的なナノ結晶集合体を形成する現象である。これは、低温で単結晶を育成する可能性を持ち、様々なデバイスの基礎への応用展開の可能性を秘めていることから大きく注目され、現在までTiO2などのナノ結晶においての報告がある。しかし、現象の機構については、ほとんど不明であり、このナノ結晶プロセスを用いたデバイスの作製に関してほとんど研究が進んでいないのが現状である。本報告では、様々な電気的性質を持つペロブスカイト酸化物ナノ結晶(BaTiO3,CaTiO3,SrTiO3)におけるエピタキシャル結合を伴った結晶の合成条件を変化させ、結晶成長過程を追った調査結果を示す。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2007
前の記事 次の記事
feedback
Top