日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第20回秋季シンポジウム
セッションID: 2C05
会議情報

脂肪酸金属錯体を原料とした分散性金属酸化物および金属硫化物ナノ粒子の低温常圧合成
*飯島 志行佐藤 仁俊倉嶋 敬次石垣 隆正神谷 秀博
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
脂肪酸Fe錯体、Zn錯体、およびBa錯体を原料とした新規プロセスによって、低温、常圧、濃厚条件下において有機溶媒に完全分散するa-Fe2O3,Fe3O4, BaTiO3, ZnO, ZnS ナノ粒子の調製を試みた。Fe3O4, a-Fe2O3, ZnSについては一次粒子径10nm程度のナノ粒子が調製でき、トルエン、ヘキサンを始めとした有機溶媒中への完全な再分散が可能であった。一方、ZnOについては一次粒子径40nm程度の分散性ナノ粒子が調製できた。原料濃度や合成温度が粒子の結晶状態、サイズ、溶媒中での分散性に及ぼす影響を検討した。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2007
前の記事 次の記事
feedback
Top