日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第20回秋季シンポジウム
セッションID: 1C18
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球状メソポーラスSiO2-TiO2の合成と光触媒能評価
*水江 圭稲田 幹鎌田 海榎本 尚也北條 純一
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抄録
マイクロ波照射下、W/Oエマルションを用い、ゾル-ゲル反応により球状メソポーラスSiO2-TiO2を合成した。部分加水分解したTEOSとテンプレートであるC18TACを含んだ水溶液に、チタニア源としてTiOCl2を加え、水相とした。乳化剤を溶かしたヘキサンに水相を加えて得られたW/Oエマルションをマイクロ波により加熱したところ、球状粒子が生成し、Ti/Si比が高くなるにつれ、球状粒子が減少した。比表面積はTi/Si=0.1で617m2/gを示し、Ti量が増加するに従い比表面積は低下した(Ti/Si=0.5で408m2/g)。メチレンブルーの光分解により光触媒能を評価したところ、Ti/Si=0.1で優れた吸着能を示し、Ti量が増加するに従い分解能が向上した。
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©  日本セラミックス協会 2007
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