日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2007年年会講演予稿集
セッションID: 2I10
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水酸アパタイト/コラーゲンナノ複合体スポンジ上における MG63 細胞の骨形成活性
芦田 輝明*菊池 正紀小山 富久高久田 和夫
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抄録
骨類似水酸アパタイト/コラーゲンナノ複合体スポンジ状多孔体(H/Cスポンジ)を作製した。このH/CスポンジにMG63細胞を播種し、加圧灌流培養を行った。培養後の組織学的検索、総DNA量の定量、アルカリフォスファターゼ(AlkP)タンパク活性、リアルタイムPCRを用いた遺伝子発現の定量を行った。対照にはコラーゲンスポンジを用いた。H/Cスポンジは気孔が大きく、表面は粗であり初期には細胞の伸展が見られなかった。その結果、H/Cスポンジ上の細胞数はコラーゲンスポンジ上の半分であったが、AlkP活性と遺伝子発現は同等以上であった。従って、H/Cスポンジは骨再生の足場材料として有用であることがわかった。
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©  日本セラミックス協会 2007
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