日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2007年年会講演予稿集
セッションID: 3D07
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反応焼結炭化ケイ素セラミックスの硫酸に対する耐食性評価
*木下 彩子多々見 純一脇原 徹米屋 勝利目黒 竹司
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キーワード: 炭化ケイ素, 耐食性, SiC
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抄録
炭化ケイ素(SiC)は耐食性,耐摩耗性に優れ,高温高強度, 低熱膨張,軽量といった特性を有しているため,高温構造部材や耐摩耗部材に適用されている.SiCの作製法の一つである反応焼結法は,SiC粉末とC粉末からなる成形体に溶融したSiを含浸させ,CとSiの反応により緻密かつ高強度なSiCセラミックスを作製することが可能である.反応焼結法は,他の作製法より焼結温度が低いため,低コスト,省エネルギープロセスである.また,焼結助剤を用いないことから反応焼結炭化ケイ素(以下,RS-SiC)には粒界ガラス相が存在しない. そこで本研究は,RS-SiCの化学的耐久性を評価する一貫として,RS-SiCの硫酸に対する耐食性を評価,解析することを目的とした.
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©  日本セラミックス協会 2007
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