日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第21回秋季シンポジウム
セッションID: 2B22
会議情報

超臨界圧軽水冷却原子炉用断熱材としての多孔質YSZ焼結体の微細構造制御
*佐々木 一哉鈴木 晶大寺井 隆幸
著者情報
キーワード: YSZ, 断熱材, 微細構造
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
"超臨界圧軽水冷却原子炉(SCWR)を実現するには、大きな温度差にさらされるブランケット冷却水案内管等の熱応力を軽減するため、高耐熱性断熱材料の開発が必要である。SCWR用断熱材料としては、核的特性および耐熱性の観点から、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)が有望な候補である。YSZ焼結体の熱伝導率は微細構造により異なる。 単分散ポリメタアクリレート(PMMA)粉末を造孔材として添加して焼結温度を制御することによるYSZ焼結体の微細構造制御を検討した。YSZ焼結体の密度、結晶粒径、気孔径および気孔の繋がり方は、PMMA粉末の粒径、PMMA粉末粒子とYSZ粉末粒子の個数比および焼結温度により制御することができることが明らかとなった。 "
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2008
前の記事 次の記事
feedback
Top