抄録
任意形状、意図的気孔形状、完全連通孔をもつ、リン酸カルシウム製多孔質セラミックスを、微小ユニットの集積により製造する「モザイク多孔体製造プロセス」を提案している。これまで、球状ユニットの集積により上記コンセプトの実証を試みてきたが、ユニット形状精度がユニット集積体の形状、及びユニット間隙構造の再現性に影響を与えることがわかった。本発表では、上記をふまえて開発した、水酸アパタイト製球状ユニットの高精度製造法に関して報告する。上記製造方法の正否を問う評価は、出来上がった球状ユニットの真球度(寸法公差)を基に行う。