日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 2P159
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三次元マイクロリアクターを用いたシリカ粒子の合成
*鈴木 綾美藤井 泰久山口 日出樹
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抄録
三次元マイクロリアクターを用いてシリカ粒子の合成を行い粒度分布制御の可能性について検討を行った。三次元マイクロリアクターとは液流路を立体的に設計した小型反応器を示し、本検討で用いた流路は、単分散を示す粒子を得る為に、液の合流点において全方位均等せん断応力が働く様に設計した。シリカ粒子の合成は原料として水ガラスを用いて≦100[μm]オーダーとなる粒子について検討を行い、得られた粒子径は内流のノズル径及び流速に大きく依存し、粒子形成要素として、外流へ界面活性剤を添加する事と受け皿の攪拌状態が寄与している事及び水ガラス溶液である内流と疎水性を示す外流の流速比を設定することで粒子径を任意に制御可能である事が判った。
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©  日本セラミックス協会 2009
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