日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 3G17
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気孔径の異なるメソポーラス材料への蛋白質の吸着
*横川 善之藤間 健史西東 顕中村 篤智岸田 逸平
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抄録
構造誘導剤としてブロックコポリマーPEO20PPO70PEO20 (P-123)を用い、反応温度・水熱処理温度と添加剤の量を変えてSBA-15合成を行った。アルブミン(BSA)をリン酸緩衝液中で吸着させた。メソ孔の気孔径が、BSAを越えると吸着量は大きく増大するが、吸着量は最大の気孔径を持つ試料では、むしろ低下した。気孔体積の減少のためと考えられた。一般に平均気孔径が大きくなると比表面積、気孔体積は減少する。この場合、吸着質よりやや大きなサイズの気孔径を持つメソポーラス材料で最大の吸着量を示した。
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©  日本セラミックス協会 2009
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