日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2010年年会講演予稿集
セッションID: 2A06
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歪みエピタキシャル(Ba,Sr)TiO3薄膜の強誘電相転移温度の配向依存性
*山田 智明多久和 至加茂 嵩史飯島 高志舟窪 浩
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抄録
(Ba,Sr)TiO3は、高い誘電率や誘電率の電界依存性(チューナビリティ)を示し、DRAMや可変容量素子への薄膜応用が期待されている。しかし、薄膜の残留歪みが(Ba,Sr)TiO3の誘電特性に大きな影響を与えることが知られており、例えば約1%の歪みで強誘電相転移温度が200K以上変化するという報告例もある。 しかし、従来の研究のほとんどは (100)配向膜か多結晶膜で議論されており、歪みの配向依存性についてはあまり注目されてこなかった。本研究では、(100)配向および(111)配向を有するエピタキシャル(Ba0.3Sr0.7)TiO3薄膜における歪みの強誘電相転移温度に与える影響を、理論的・実験的に検証した。
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©  日本セラミックス協会 2010
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