抄録
近赤外光を可視光にアップコンバージョン(UC)できる材料は新しい光関連材料として期待されており、UC発光は希土類をドープしたさまざまな固体試料で観測されている。本研究では希土類をドープしたLiYbO2を固相反応法により作製しUC発光の有無を調査した。得られた試料について粉末X線回折測定を行い、全ての試料でLiYbO2の回折ピークのみを確認した。次に紫外・可視分光測定を行い、全ての試料で波長980 nm付近の近赤外光を吸収していることを確認した。そこで赤外線レーザーを用いて波長980 nmの近赤外光を試料に照射し蛍光測定を行った結果、可視光領域に発光スペクトルを確認した。また、ドープする希土類イオンの量によって発光強度に違いが生じた。