抄録
本研究室では以前M3MgSi2O8 (M:Ba,Sr,Ca)にユーロピウムをドープした結晶を作製し、発光特性、結晶構造解析の研究を行った結果、Mサイトに入るアルカリ土類金属イオンの半径が大きくなるとともに結晶系が単斜晶系から三斜晶系へ変化し、それに伴い、蛍光特性も変化する傾向が得られた。今回我々はM3MgSi2O8 (M:Ba,Sr,Ca)結晶とよく似た構造を持つNa2CaMg(PO4)2に賦活イオンをドープした試料を作製し、結晶解析ならびに蛍光特性の評価を行った。Na2CaMg(PO4)2にユーロピウムをドープした試料では、X線回折パターンの指数付けから結晶系が単斜晶で、254nm励起光可下で400nm付近にピークを持つ発光が確認された。