日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第24回秋季シンポジウム
セッションID: 1B08
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アルコキシドとNH3水の混合静置によるTiO2ゾル生成過程の検討と得られたTiO2ナノ粒子の色素吸着特性
*上川 直文遠藤 直哉石井 啓介小島 隆掛川 一幸
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抄録
 酸化チタンの光触媒や色素増感太陽電池への応用のためには、高比表面積かつ凝集の少ないナノ粒子の高効率な調製法の開発と共に、ナノ粒子表面の特性の詳細なキャラクタリゼーションと制御が重要である。本研究では、チタンアルコキシドのグリコール溶液にアンモニア水を加え95℃で加熱静置するのみの簡便な方法により安定な酸化チタンナノ粒子分散ゾルを調製する方法を見出しゾルの生成過程について検討した。また、得られた酸化チタンナノ粒子は陽イオン性有機色素分子に対する選択的な吸着特性を有することを見出した。この陽イオン選択性を有する吸着特性とナノ粒子表面に存在する水酸基およびチタン酸様構造の関係についても検討を行った。
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©  日本セラミックス協会 2011
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