抄録
ペロブスカイト型酸化物は多彩な機能性を示し、その中でもTi酸化物は代表的な誘電体として知られている。本研究で注目したR2/3TiO3(Rは希土類)はAサイト欠損型ペロブスカイト構造を持っており、その欠損は部分的に規則配列している。ペロブスカイト型酸化物の機能性はAサイト元素(あるいは欠陥)の配列の仕方により大きく変化する。従って、この欠損配列がR2/3TiO3の物性に及ぼす効果について研究することは、新しい機能性材料開発の重要な足がかりとなると考えられる。本研究ではR2/3TiO3に化学置換を施すことで欠損配列の制御を試み、その物性に及ぼす効果について調べたので、それについて報告する。