抄録
ペロブスカイト型構造とリチウムニオベート(LiNbO3)型構造の二つの多形をもつPbNiO3の合成を行なった。SPring-8およびKEKにて高温高圧下および室温高圧下での放射光X線回折測定を行い生成と相転移の過程は観察した。PbNiO3は3GPa, 400℃以上でペロブスカイト相(空間群Pnma)として生成した。ペロブスカイト相は常圧下での熱処理(250℃, 40 h)によってリチウムニオベート相(空間群R3c)へ相転移した。一方、リチウムニオベート相は室温での加圧によってペロブスカイト相へ戻った。