抄録
フレスノイト型結晶が析出した結晶化ガラスは、高い二次光学非線形性による光変調機能を持つ光導波路材料として有望である。しかし多結晶体である結晶化ガラスは、結晶粒界での光散乱により導波性能が低下するため改善が必要となる。光散乱低減のためには析出結晶と残存ガラス相間の屈折率差低減と表面結晶化による一様な分極構造形成が必要となる。これまでに35BaO-15TiO2-50GeO2, 28BaO-18TiO2-54SiO2, 35SrO-20TiO2-45SiO2組成のガラスは、フレスノイト型結晶を析出し、結晶化後も透明性を保ち、さらに表面結晶化を優先的に発生するという結果を得ている。今回、これら結晶化ガラスの伝搬損失測定の結果を報告する。