抄録
現在、SOFCの実用化に対する課題の1つとして、カソード材料の電極性能向上が望まれている。本研究では、SOFCの代表的な電解質材料であるYSZとペロブスカイト型酸化物のカソード材料の界面で発生するSrの拡散を解消する酸化物として期待されているLaNi1-xMnxO3の単相作製と特性評価を目的とした。高純度で均一な単相が作製できると期待されるペチーニ法を用いて試料を作製し、生成相を調査したところ、0.4≦x≦1.0でペロブスカイト単相が得られた。しかしながら、LaNi1-xFexO3と比較したところ、電気伝導率は低く、半導体的な温度依存性を示した。カソード材料として重要な焼結特性や熱膨張率についても報告する。