抄録
チタン酸ビスマス(BiT)粒子を高磁場成形法で配向させると、BiT配向成形体を得ることができる。BiTのほかにMTiO3(M =Ca, Sr , Ba)等の物質と混合したスラリーを用いると、配向BiT複合成形体を作製でき、これを焼結させると反応焼結がおこり、BiT粒子の配向構造が維持されたまま別のa,b軸配向ビスマス層状化合物を得ることができる。本方法では、BiTの粒子径1ミクロン程度で、反応させる二次相の粒径はそれ以下であるため、高密度な配向体を得られるメリットがある。本研究では、BiTを配向母材として、新たに複合酸化物(チタン酸ナトリウム)と反応させて、a軸配向チタン酸ビスマスナトリウムを作製することを目的とした。