日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2011年年会講演予稿集
セッションID: 3L05
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ダブルペロブスカイト型BaYMn2O5+δにおける酸素吸収放出の速度論研究
*上田 拓本橋 輝樹鱒渕 友治吉川 信一
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抄録
BaYMn2O5+δの酸素吸収放出速度を熱重量分析により調べた。その反応率αは還元時間t/t0.5(t0.5はαが0.5の時の時間)に対してプロットすると、いずれの測定温度でもα<0.5の範囲ではほぼ同じ曲線に従っており、同一の反応機構で説明できると考えられた。これは酸素吸収放出反応が表面反応律速であることを示しており、活性化エネルギーは酸素吸収反応で約0.7eV、酸素放出反応で約1.0eVであることがわかった。
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©  日本セラミックス協会 2011
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