日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 1D18
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秩序的なメソポーラス構造を持つ焼結体の作製と熱伝導
*古庄 真也大瀧 倫卓
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キーワード: 熱伝導率, MCM-41, 焼結体
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抄録
秩序的かつ均一なメソポーラス構造が熱伝導率に及ぼす影響を調べるため、六方対称に規則配列したメソポーラスシリカMCM-41を大気中およびN2中で焼結した。大気中700˚C焼結体はMCM-41の細孔規則性が消失することがXRD測定結果からわかった。しかし、これらの焼結体は10-50%程度の気孔率を持ち、通常の多孔体に比べ熱伝導率が大幅に低下した。さらに、N2雰囲気下では大気中よりも高温まで細孔規則性が維持されることがわかった。MCM-41の熱安定性は酸素不在下の方が高いためと考えられる。
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©  日本セラミックス協会 2012
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