日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 3C30
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BaTiO3の酸処理によるルチル微粒子の作製と可視光応答型光触媒への応用
*山本 尚貴磯部 敏宏松下 祥子中島 章
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抄録
BaTiO3をHNO3で溶解処理することでTiO2(ルチル)を作製した。作製途中のTiO2ゾルを70℃~150℃の範囲で乾燥したところ、比表面積と結晶性が変化した。乾燥温度の増加に伴い、比表面積は減少する傾向が見られたが、いずれの試料も比表面積が100m2/g以上であった。また結晶子径は110℃の乾燥温度で最も小さくなった。これは乾燥過程でTiO2ゾルが成長していることが考えられる。そして作製したルチルにCuイオンを担持し、可視光における光触媒活性を2-propanolの分解で評価した。分解活性はCuの濃度が0.1mass%の時最大となった。
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©  日本セラミックス協会 2012
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