日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 1K33
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透光性アルミナ焼結体の結晶配向性と光透過特性
*林 昌平早川 知克宮澤 杉夫大橋 玄章渡邊 敬一郎
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抄録

透光性セラミックスの光透過シミュレーションを行う上で,重要なパラメータの一つに隣接する結晶粒の屈折率差がある.特にアルミナの結晶構造は六方晶であり光学異方性を持つ複屈折結晶であるためアルミナセラミックスの粒界屈折率差は,光透過を妨げる一因となる.そこで本研究では偏光ラマン分光法を用いて粒毎に結晶方位を測定し,その結果から屈折率及び隣り合う結晶粒の平均粒界屈折率差を評価した.さらに,アルミナの粒成長に伴う結晶方位変化を検討したので報告する.

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©  日本セラミックス協会 2012
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