Progress of Digestive Endoscopy
Online ISSN : 2187-4999
Print ISSN : 1348-9844
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症例
空腸憩室出血の2例
山岡 稔菅原 通子水野 芳枝高谷 広章近山 琢中澤 学渡邊 一弘安藤 さつき中村 有香齊藤 詠子藤盛 健二稲生 実枝中山 伸朗今井 幸紀名越 澄子持田 智
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2009 年 75 巻 2 号 p. 86-87

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抄録
 症例1は55歳,女性。下血のため,上下部内視鏡検査を施行したが出血源なく,カプセル内視鏡検査(VCE)で近位空腸から黒色腸液を認めたため,ダブルバルーン小腸内視鏡検査(DBE)を施行。近位空腸に凝血塊を伴う憩室を認めたため,空腸憩室出血と診断し,小腸部分切除術を行った。
 症例2は63歳,男性。血液透析患者。黒色便を認め,上下部内視鏡検査を施行したが出血源なく,VCEにて空腸に出血を伴う隆起性病変が見られた。DBEでは憩室の1つが反転しポリープ状に観察されたため空腸憩室出血と診断した。VCEで出血部位を絞り込み,DBEを実施することで,効率よく診断が可能となる。
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© 2009 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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