東邦大学医学部/第3内科
東邦大学大橋病院/消化器診断部
1993 年 43 巻 p. 221-223
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症例は79歳女性。平成2年7月に子宮頸癌のため放射線治療を受けた。平成4年11月頃より時々血便が出現するようになった。平成5年2月心不全の悪化のため入院したが,血便が持続するため大腸内視鏡を施行したところ,S状結腸中部の肛側には放射線治療が原因と思われる血管透過性の減少した粘膜を連続性に認め,またS状結腸中部と直腸中部に出血点をもつ潰瘍を認めた。潰瘍からの出血は浸出性であったが,持続性であった。無水エタノールの局注を選択し,止血しえた。
Progress of Digestive Endoscopy
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