日本歯周病学会会誌
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乳酸― グリコール酸共重合体膜を用いた歯周組織再生誘導法に関する病理組織学的研究
山田 了松本 恭宜高橋 敬人山之内 一也青木 栄夫佐藤 徹一郎石川 達也玄 丞烋筏 義人
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1991 年 33 巻 2 号 p. 396-405

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抄録
本研究の目的は, 骨欠損を形成し, その根表面に生体内吸収性膜, 乳酸― グリコール酸共重合体膜を応用した実験群と, 膜を応用しない対照群を比較し, GTR法における保護膜として生体内吸収性膜が有効であるか否かを検索した。実験には5匹の雑種成犬の下顎P3, P4を用いた。実験期間は8週とし, 実験終了後, 標本を作製し, 病理組織学的に検索し, 以下の結果を得た。
1. 上皮の根端側方向への侵入は, 実験群で0.25mm, 対照群で0.39mmであった。
2. 新生セメント質形成量は, 実験群で1.68mm, 対照群で0.41mmであった。
3. 新生骨形成量は, 実験群で0.84mm, 対照群で0.46mmであり, 実験群では欠損部の42%を覆っていた。
4. アンキローシスと著しい根面吸収は実験群では, 認められなかった。
以上の結果より, 乳酸― グリコール酸共重合体膜は, GTR法において有効な保護膜であることが証明された。
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