日本歯周病学会会誌
Online ISSN : 1880-408X
Print ISSN : 0385-0110
糖尿病を有する成人型歯周炎患者より分離されたActinobacillus actinomycetemcomitansの諸性状について
小高 博笹本 幸資小延 裕之扇 正一鴨井 久一
著者情報
ジャーナル フリー

1991 年 33 巻 2 号 p. 416-426

詳細
抄録

日本人の糖尿病を有する成人型歯周炎患者の歯肉縁下プラークよりActinobacillus actinomycetemcomitans 38菌株を分離培養した。分離培養した菌株の生化学的性状および血清学的性状をATCC29523, Y4, NCTC9710を標準として検索した。
分離培養した菌の生化学的性状として8種類の糖をPY培地に添加し糖発酵パターンを検索した。血清学的性状検査として3種類の抗血清型特異血清と, オートクレープ処理して得られた抗原を用いて, オクタロニー法を応用した血清型分類を行い, Rap ID NH systemを用いた同定を行った。
D-Mannose, Levurose (D- (-) Fructose), Galactose, D (十) -Xyloseの4種の糖について発酵能を示し, Rap IDNHsystemによりCodeNumber“2102”を示した。血清型については, 全ての菌株がa型であった。以上のことから全ての菌株は同様の性状を有していることが明らかとなった℃

著者関連情報
© 特定非営利活動法人日本歯周病学会
前の記事 次の記事
feedback
Top