日本歯周病学会会誌
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歯間ブラシの使用法に関する研究
松村 政昭深井 浩一
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1991 年 33 巻 2 号 p. 433-447

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抄録
Interdental brush, Interdental space, Interdental brushing, Plaque removal, Plaque control要旨: 歯間ブラシの効果的な使用法を明らかにするためにモデル上で歯間ブラシの径や刷掃方向と歯間空隙との関係を検討した。また健常者でこの関係の追試と歯間空隙量の分布を調査した。さらに歯間空隙量や刷掃方向によるプラーク除去効果を検討した。その結果, 1. 歯間ブラシと歯間空隙量の関係は歯間ブラシの毛束傾倒時直径A2) で示せた。2. 歯間ブラシを1方向刷掃する場合はA2の1. 3~1. 6倍, 歯肉縁に沿った4方向刷掃ではA2 (の1. 6~2. 0倍の歯間空隙量を必要とした。3. 健常者の歯間空隙量は0. 8±0. 22mmで, 顎の上下・左右で差はなく, 小臼歯部, 前歯部, 大臼歯部の順に狭くなった。4. 健常者で歯間ブラシに求められる最小径は0. 3~0. 4mm A2) と推定された。5. プラーク除去率は刷掃方向が増すほど向上した (1方向: 49. 5%, 2方向 : (76. 9%, 4方向: 92. 7%) 。6. 刷掃方向別では1方向は狭い空隙に, 4方向は広い空隙に適した。7. ほぼ同一の歯間空隙では「きつめ」の1方向より, 「ゆるめ」の4方向刷掃の効果が高かった。
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