自然科学研究機構動物実験センター屋内サル飼育エリアで2016年1月から2017年3月にかけてオオチョウバエ生息調査を行った.その結果,サル飼育室で多量のオオチョウバエ生息を確認した.発生源探索の結果,サル飼育室の便器排水トラップ裏側と側溝で発生源が見つかった.さらに,サルおよびイヌ飼育室の便器排水トラップを取り外した排水管開口部から,成虫の脱出を確認した.また,今回の調査では,外気温の変化,排水管の構造がオオチョウバエ発生数に影響すると考えられた.対策として生息調査に基づいた,清掃による発生源の除去,外部侵入を防ぐための便器排水トラップ隙間の封鎖,発生源に対する薬剤処理を行った結果,効果的,継続的にオオチョウバエの発生を抑制することができた.