静脈学
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症例報告
下肢静脈瘤シアノアクリレート血管内塞栓術後の遅発型アレルギーに対しグルー充填静脈全抜去した結果,薬剤誘発性リンパ球刺激試験が陰性化した一例
中山 真悠子鈴木 博之和田 秀一
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ジャーナル オープンアクセス

2024 年 35 巻 1 号 p. 29-33

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抄録

本邦において下肢静脈瘤に対するシアノアクリレート血管内塞栓術(以下,CAC)が2019年12月から保険適用となり,当院でもその施行例は増加傾向である.われわれはCAC後にアレルギー様症状を呈した症例で薬剤誘発性リンパ球刺激試験陽性となり,最終的にCAC充填静脈の全抜去に至った症例を経験した.この症例の手術内容詳細と抜去術後の経過を改めて報告する.

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